
TOP→INTERVIEW→「地元に貢献したい」歴史ある企業で活躍する、
女性運転士が大切にしている想いとは。<前編>

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女性運転士が大切にしている想いとは。<前編>

2022.01.17
「地元に貢献したい」歴史ある企業で活躍する、
女性運転士が大切にしている想いとは。<前編>
伊予鉄道株式会社
鉄道部鉄道課 軌道線運転士
横山 紗織さん
1887年の創立以降、交通手段として多くの松山市民に愛されている伊予鉄道は、民間鉄道としては日本で2番目に古い、歴史ある会社だ。電車の運転士と言えばひと昔前までは男性ばかりの職業だったが、最近では女性の車掌や運転士の姿も見られるようになってきた。市内電車の女性運転士として活躍する横山紗織さんの鉄道に対する想いを伺った。
※インタビューは2021年11月に実施し、感染症予防対策としてマスク着用のもと行いました。
愛媛県松前町出身。入社から約2年間の車掌業務を経て、入社3年目の現在は、市内電車の運転士として乗務。趣味は愛犬と散歩することと運動をすること。運動面では、大学生時代に、愛媛国体のカヌー競技の審判員を経験。さらに、愛媛マラソンにも挑戦するなど幅広くチャレンジしている。

Q.伊予鉄道で働こうと思ったきっかけは何ですか?
地元に貢献したい気持ちがあり、また人と違った仕事に就きたいという思いがありました。中学生くらいの頃から接客業がしたいと思っていて、高校生くらいになると電車を利用するようになったのですが、そこで働いていた車掌さんや運転士さんがすごく明るい人で、この方達のように働きたいなと思ったことがきっかけです。

横山さん


Q.仕事のやりがいを感じるときはどのようなときですか? また、仕事をする上で楽しいことは何ですか?
お客様から「ありがとう」や「また乗るね」という言葉を頂いた時にやりがいを感じます。コロナ禍で乗車する人が減ってしまっているのですが、その中で、外から小さなお子様が手を振ってくれたり、地元の乗車されたお客様から「今日もありがとう」と感謝の言葉を頂けたりすると頑張ろうと思えます。お子様が下車する際に「バイバイ」と言ってもらった時は、「楽しいな、この仕事をしていてよかったな」と思います。

横山さん


Q.仕事を始めてから自分自身の変化はありましたか?また、どういう場面で変化を感じますか?
もともとは消極的な性格でしたが、自分から行動できるようになりました。また、「後輩のみんなの見本になれるように頑張らないといけないな」といった感じで責任感を持って行動できるようになりました。

横山さん

Q.電車を運行するにあたって、気を付けていることはありますか?
私たちの仕事は、お客様の命を預かっている仕事です。遅れないように、そして、お客様を安全に目的地までお運びできるように作業の一つひとつを丁寧に確認しています。また、市内電車は、観光のお客様に松山市をアピールできる乗り物でもあると思うので、安全に目的地までお運びするだけではなく、温かい接客でお迎えできるように取り組んでいます。

横山さん


Q.松山の中でおすすめのスポットはありますか?
やはり道後温泉です。あとは、ロープウェー街が新しくなっているので若い方やカフェが好きな方はぜひ訪れてほしいです!あと、坊っちゃん列車にはぜひ乗って頂きたいですね。伊予鉄道の歴史も学べるので本当におすすめですよ。

横山さん

