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インタビュー インタビュー
三浦工業株式会社

大内 崇史さん、稲見 翔さん

大内 崇史さん 福岡県出身。福岡県の大学院博士課程を修了後、2016年に入社。入社後は熱利用機器技術部に配属。現在は、FCC技術部 FCC技術課 エンジニアとして燃料電池の開発に携わっている。 稲見 翔さん 西条市出身。福岡県の大学院修士課程を修了後、2019年に入社。入社後は念願だった燃料電池を開発している部署である、FCC技術部 FC電機技術課に所属。燃料電池の開発において制御システムの設計を担当している。

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    ミウラが本社を松山に構えている理由を教えてください。

  •  創業者が松山出身だったこともあり、創業の地にこだわりました。温暖な気候で、設計にしても技術にしても仕事がやりやすい環境にあります。弊社の事業内容や業務内容からみても、工場が作りやすい、現場が近いなど都合がよく、地方でも十分に活躍できる、戦えると判断したからです。

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    会社の強みを教えてください。

  •  メンテナンス部隊を独自に持っているところです。製品を製造して売るだけでなく、売った後も保守点検を通して継続的にお客さまと関わり、実際に使用されたお客さまの声を設計にも反映させています。お客さまの声をこれからのものづくりに生かしていけるところが、ミウラの強みですね

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    具体的な仕事内容を教えてください。

  •  燃料電池の制御システム設計を担当しています。燃料電池には人間でいうと頭脳に当たる機器が搭載されています。制御システムの中でもその機器自体のことをハード、機器の中に入っているプログラムのことをソフトといい、私はソフトとハードのどちらも設計しています。

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  •  主に熱交換器の改良を担当しています。燃料電池を運転する際、燃料ガスのエネルギーが適切な条件となる温度で運転しないと、性能を発揮できません。熱交換器はガスの温度を決める重要な要素部品で、私はその選定や設計をしています。試験装置を設計して実際に熱交換器の性能を測定する実験を行い、そこから得たデータをもとに改良を重ねています。

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    燃料電池の開発に携わったきっかけ、また、そのときの気持ちを教えてください。

  •  入社前から興味があった部署でした。燃料電池はミウラにとっては新規事業となっていて、私は新しい製品の開発に挑戦したいという思いがあって希望しました。その挑戦が、自分の成長や知識の習得にもつながるとも感じていました。新しい分野なので社内に詳しい人がおらず、自分が先駆者になるような場合もあります。最近は先輩に教えるような場面もあったりして、少しは力がついてきたと実感でき、うれしく感じています

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  •  入社当初は、ボイラ給水加温ユニットVHという廃熱利用機器を取り扱っている部署に約2年間配属されていました。今の部署へ異動の話に最初は戸惑いもありましたが、上司から「ミウラは今後燃料電池の開発にも一層注力していくから、力になってほしい」と声をかけてもらったこと、燃料電池はクリーンで効率のいい発電装置なので、自分がやりたかった省エネルギー機器だったことから、将来への期待や魅力を感じました

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    仕事のやりがいを教えてください。

  •  燃料電池は、ミウラの将来を担う事業です。これまではボイラがミウラの主力製品でしたが、今後の主力製品として燃料電池も期待されています。その業務を任せてもらっているというところにやりがいを感じています。また、燃料電池の普及が進めば、環境問題の解決の糸口にもなると思っています。燃料電池は火力発電と比べて、CO2の排出量が少ないというメリットがあるんです。燃料電池が普及すると、CO2排出量を削減できて社会貢献につながるため、その点もやりがいですね。

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取材を終えて

稲見さんと大内さんから仕事へのやりがいや強みを聞き、ミウラで働いている方はみなさん仕事への愛があるなと思いました。今回の取材で、先輩方や周りと協力していくことの大切さ、仕事の大変さを知ることができました。

サマリー画像 サンキュー